滋賀県、大津市に本社を置いている東京商絵リサーチ京都支店、不動産賃貸・仲介業『キンキホーム』との関連会社の計2社が営業を停止し破産申請へ動く方針を発表されました。負債額は調査中ですが、かなりの額と予想されており、今後の展開が注目されています。
今回はそんな『キンキホーム』についての会社の情報と経歴をまとめてみました。
・『キンキホーム』が破産
・破産原因となる競合激化の要因とCM効果
・『キンキホーム』会社概要
・まとめ
『キンキホーム』が破産
破産することになった『キンキホーム』は、2012年9月期には約7億3200万円の売上高を出した実績があったが、同業者の増加と他社との競合激化などで資金繰りが悪化したため、破産することになりました。
「キンキホームへいらっしゃい」というキャッチフレーズが印象的なテレビCMで知られた『キンキホーム』という社名の会社は各地に設立されています。
滋賀県を中心に大阪府や金沢市などにも店舗を構えており、たくさんの方に認知されていた不動産会社ですね。
破産の一番の理由は同業者の増加、直近での『キンキホーム』の活動が弱いことが大きな要因となっていると予想されます。以下で深掘りしています。
破産原因となる競合激化の要因とCMの効果
予想される原因は競合不動産会社の増加、CMの認知度弱小化の2点になります。
近年の傾向として、不動産会社は毎年1000〜1500社程度のペースで増え続けており、倒産した不動産会社は2022年では69件、2023年は120件となっており、増加しつつある現状です。
倒産件数が増加した背景としては主に3つの原因が考えられます。
1)新型コロナウイルスが流行した時に融資を受けたゼロゼロ融資の返済が始まったことが倒産増加の原因とされています。ゼロゼロ融資の返済額は2024年にピークを迎えることから、ゼロゼロ融資の影響による倒産は2024年も続くと予想されています。
2)円安による原材料費等の高騰。
3)人手不足。2024年4月からは運送業や建設業に時間外労働性が適応されることから、さらなる人材不足の状況が悪化することが懸念されています。
これだけの問題点を抱えている不動産界隈なので、仕方がないかもしれませんですね。
テレビCMで認知された『キンキホーム』ですが、CMは約10年前で、当初出演した有名人3名をご紹介すると、、、
横山ノックさん(山田 勇 やまだ いさお)
漫才師として芸能活動後、1995年から約3年間大阪府知事を務めていました。
若井こづえ・みどり
漫才師、関西で主に活動、横山ノックさんほど認知度は高くないです。
マッハ文朱
プロレスラーとして活躍、タレント活動もしておりテレビ視聴者の認知は高いです。
この通り、最近ではなかなか聞かない方々であり、CMの認知も今となっては弱い状況となっていますね。
『キンキホーム』会社概要
出典:キンキホーム
設立
1987年8月6日
市場情報
非上場
事業内容
不動産賃貸・売買仲介
不動産賃貸管理
住宅火災保険代理店
リフォーム・防虫抗菌消臭
引越し・インターネット等契約取次
グループ会社の株式会社シティホームとともに営業所を全国各地に展開しています。
今回破産した滋賀県大津市に本社を置いている本社と他の『キンキホーム』とは資本や不動産免許が異なっているので、現在も通常営業をされています。今後同じようなことにならない様にどのような打開策を打つのか要注目ですね。
誤解されやすいので、大事なことを言いますが、今回事業停止した店舗は滋賀県に本社を置いている『キンキホーム』のみです。
まとめ
今回は滋賀県に本社を置いている『キンキホーム』破産、事業停止についてまとめました。
様々な問題点を抱えている中『キンキホーム』はいろんな県に設立しています。
この状況から、今後の展開に期待したいところですね。
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